巨人元木コーチ「打席に立てないことを言い訳にしちゃいけない」

巨人〝若手抜擢〟も出番なし　１９歳秋広の代打に３９歳中島　元木ヘッドが苦言「打席に立てないから…言い訳にしちゃいけない」

「同じレベルの選手であれば若い選手を使う」とぶち上げて世代交代を促してきたにもかかわらず、２年目の１９歳コンビ・秋広優人、中山礼都の両内野手に、３年目の山瀬慎之助捕手（２０）はすっかりベンチウォーマー。３月に入ってスタメンの機会は中山が２試合だけと、出番すらほとんどない。この日は６回から中堅に入った秋広が８回に打席を迎えるも、相手が変則左腕の嘉弥真だったこともあり、３９歳の中島を代打に送られ、打席に立てなかった。

元木大介ヘッド兼オフェンスチーフコーチ（５０）は「打線が落ちてるっていうか。若いのがもうちょっとね。中堅から若いのがチャンスもらってるのに、それに応えるってことができてない」ともどかしげ。

もっとも、打席に立たなければ結果も出せないが「危機感を持ってやりなさいってこと。１軍にいないとアピールできない。打席に立てないからっていうのを言い訳にしちゃいけない。打席に立てない分、勉強できることはいっぱいあるし、バット振る時間はあるわけだから。先輩と同じようにしてたらダメよ」と苦言。普段の練習から熱意や取り組みに物足りなさがあるという。

新外国人野手も来日し、もはや若手は２軍降格寸前。今年も世代交代は絵に描いたモチとなってしまうのか。　（片岡将）

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