徳光和夫、巨人の中田翔獲得は「敢えて言いますが英断」

8/21(土) 10:22
スポーツ報知

徳光和夫さん、巨人の中田翔獲得は「敢えて言いますが英断」

　フリーアナウンサーの徳光和夫さんが２１日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫とくモリ！歌謡サタデー」（土曜・午前５時）に生出演した。

　徳光さんは、巨人が２０日に日本ハム・中田翔内野手を無償トレードで獲得したことを話題にした。４日にチームメートへの暴行問題を起こし、日本ハムから出場停止処分を受けていた主砲を救済した形に「個人的には、中田選手にとって良かったんではないかなと思います」と明かした。

　その上で中田について「もともと兄貴肌を気取るタイプであるに加えまして今シーズンは絶不調で気持ちも少なからず、すさんだところがあったんじゃないかと思います。周りの人たちは腫れ物に触るような態度であったことは想像に難くないところでして、結果として日本ハムの中で浮いた存在になっていたんではないかなと思うんです。いざ不祥事を起こした時に球団ではかばってくれることはしないと思う。移籍は必然だったんではないかと思う」などと指摘した。

　続けて「ただ、球界の紳士であれっていうことを求めているジャイアンツが中田選手の獲得に動いたことは正直、驚きました。とらないと思っていた。ですが、この獲得は敢えて言いますが、英断だと思います」と評価した。その上で「中田選手は兄貴風を吹かせるということですよね。ということは、孤独と寂しさのなせる業で人前で突っ張って見せるのは己の臆病を隠すためだと思うんです。このタイプの実力のある選手は孤立させては、宝の持ち腐れになってしまう。お前のことを頼りにしてるぞっていうことを意気に感じて頑張るタイプですから、誰かが一緒にやろうぜと手をさしのべることが必要で意見する時は毅然とした態度で臨む必要がある。そういう意味で原監督は情熱と冷静さを兼ね備える指揮官。彼の下で心機一転を図るのは中田とってこの上ない展開。原さんはハッキリ言いますよ」と指摘した。

　さらにキャプテンが１歳上の坂本勇人であることが大きいことを指摘し「中田の気持ちが理解できるキャプテン」とし「ジャイアンツにとりましては、外国人助っ人をとるようなそれ以上の活躍を中田は、するんじゃないかなと思います。中田自身も巨人だからといって妙に紳士的にならず自由に思い切ったプレー、悔いのない一振りを見せて欲しいと思います」と願っていた。

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