【巨人】中田翔、史上2人目の両リーグ打点王へ「打点に関して気持ちを薄めたことはない」

【巨人】中田翔、落合博満以来２人目のセ・パ両リーグ打点王で覇権奪回導く

　中田には絶対に揺るがぬ信条がある。チャンスでの一打。劣勢をひっくり返す起死回生の一発。己のバットで得点を奪うことを念頭に置いて戦ってきた。その思いは「もちろん打点はこだわっていきたいですし、そこに関して気持ちを薄めたことは正直ない」と変わらない。自身４度目のタイトル獲得は目標の一つ。落合以来の両リーグ打点王に本気でチャレンジする。

　１軍に定着した２０１１年シーズン以降、日本ハムの中軸を務める中で、「もちろんホームランもたくさん打ちたいし、率も残したいですけど。やっぱり一番は打点にこだわりを持ってやってきたので。そのスタイルは変えたくないと思いますし、変える必要もないと思います」と貫いてきた。侍ジャパンの一員として世界を舞台に戦った時も、同じ気持ちで勝負に挑んだ。

　２１年シーズン途中から巨人に加入し、昨季は１０９試合の出場で打率２割６分９厘、２４本塁打、６８打点。不振の岡本和に代わって８月中旬から４番に座り、またプロ通算１０００打点にも到達した。「（打点への）気持ちは常に。ずっと頭の中にあります」。今季はチームを覇権奪回に導くべく、キャリアハイに挑戦する。

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