【巨人】坂本勇人、開幕・遊撃へ今季１号「いい感じ」原監督、門脇と「争わせるとかではない」

　開幕直前を含めて故障で３度も戦線離脱し、８３試合の出場にとどまった昨年。年齢による肉体の変化を感じ、また「全然打球が飛ばない」と３５２打席で５本塁打に終わった打撃に強い危機感を覚えた。持ち前の長打力を取り戻すべく、今キャンプでも「強く振る」を念頭に猛練習。だが、思うような結果は出なかった。

　前日３日の全体練習。フリー打撃中にロングティー打撃を行っていた坂本は、同組の中田翔に“弟子入り”した。亀井打撃コーチも交えバットの握り方、トップに置いた時のバットの角度、インパクトまでの出し方など、飛距離を伸ばす方法を模索しながら気づけば４０分が経過。必死だった。ロングティー後に参加する予定だったノックに２人して“遅刻”するほどだった。

　まだ駆け出しだった頃から知る亀井コーチは「今はもがいてやっている。あいつなりに考えながらやっている」と現状を説明。続けて「（この日の一発は）すごいよな。俺も気持ち良かった。ここから上がっていくよ」と笑顔で予告した。

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